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命を危険に晒す可能性もある『社会的証明の原理』赤信号みんなで渡れば怖くない

実は怖い社会的証明の原理

 

社会的証明の原理とは、特定の状況下で

ある行動をする人が多い程、その行動が正しい行動だと判断してしまうこと。

 

端的に言えば、右にならえ。

 

『みんな同じ行動してるから、私も同じ行動をしよう!』

『大丈夫!みんな同じことしてるし!』

 

そんな考え方をしてしまう事です。

実際には、『考える』ではなく『反応している』と表現した方が的確でしょう。

 

では、なぜ社会的証明の原理が怖いのか、理由を見ていきましょう!!

 

 

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社会的証明の原理が強く働く状況

 

社会的証明の原理は、自分で判断するのが難しい状況でより強い力を発揮します。

 

今の状況がどうなっているか、ハッキリしない場面。

確信が持てない時。

そもそも何が起きているか分からない時。

 

上記の場面では、自分の判断より他人の判断の方が正しいと期待してしまいます。

 

特に災害時には、この傾向が強く現れます。

 

災害時に賢明な判断が出来なくなる

 

災害時、社会的証明の原理が働いた結果、被害が拡大する事もあります。

 

災害時は正確な状況の判断が難しくなります。

どうしたらいいのか、自分で判断出来ないのです。

 

そこでとる行動は他者の行動を真似する事。

 

例えばの話、隣の家、近所の家はどうしているのかを確認します。

 

そして、避難していれば自分も避難を。

まだ待機していれば自分も同じく待機する。

 

他者を指針にして自分の行動を決定してしまいます。

 

しかし、よく考えてみて下さい。

 

社会的証明の原理が強く働く場面では、自分が指針にしている他者も、自分と同じく他者の行動を指針にしているのです。

 

お互いがお互いに様子見をした結果、逃げ遅れてしまうのです。

 

災害時には正常性バイアスも危険

 

正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無かった事にしてしまう、思い込みの事。

 

災害時に逃げ遅れてしまう原因に、正常性バイアスが働いている事が上げられます。

 

『自分だけは大丈夫!』

『前回も大丈夫だったし今回も大丈夫』

『そんな悪い事なんて起きないだろう』

 

そう考えて、正しい状況判断が出来ずに逃げ遅れてしまうのです。

 

正常性バイアスを避ける為には、まず自分に判断能力が欠けている事を認める。

そして、選択肢を広げる事が大切です。

 

 

逃げる、逃げないだけではなく、

逃げない場合どんな危険があるのか。

逃げる場所はどこか。

手段は?等、

選択肢を広げるとバイアスが働きにくくなります。

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集合的無知が怖い

 

曖昧な状況で、皆が何をしているか周囲の状況を知ろうとする。

この現象を『集合的無知』と言います。

 

 

何か緊急事態が起きた時程、他者の行動を信じてしまう。

皮肉な事に他者も他者を信じているので、何もしない集団が出来てしまうのです。

 

1人であれば冷静で合理的な判断が下せる場面でも、集団であるが為に判断が下せなくなるのです。

 

 

セールスにも使われる社会的証明の原理

 

1番人気!

今1番売れている!

多くの人に愛されている!

20代から支持されている!

 

そんなセールストークや広告を、聞いたり見たりする事は多いでしょう。

 

非常にわかりやすく社会的証明の原理を使っていますよね?

 

みんなが良いって言ってるなら間違い無い!

使っている人が多いなら良いものでしょ!

 

今まで買った事はない商品や使ったことの無いものは、中々自分で良し悪しを判断出来ません。

 

そこで、他者の意見を参考にするのです。

多くの場合、その判断は上手くいくでしょう。

 

良いものに人気が出るのは当然の事ですからね!

 

ただ、悪用される危険性がある事も頭の片隅に置いておいた方がいいでしょう。

 

 

社会的証明の原理も思考のショートカットです。

無意識で判断してしまいがちになります。

 

1度立ち止まって、1番人気という言葉に具体的に根拠があるのかどうか確認すると良いでしょう!

 

 

まとめ

 

集団は時に判断を狂わせる原因になります。

『赤信号みんなで渡れば怖くない』

 

この言葉こそ『社会的証明の原理』を的確に現しています。

 

1人であれば、赤信号で渡るとどれだけ危険性があるのか当たり前に判断出来ます。

しかし、集団になった時、人は冷静な判断が下せなくなる状況が起きうるのです。

 

判断が難しい状況になっても、

『判断を他者に依存していないか?』

自分に問いかけて下さい。

 

そして出来るだけ情報を集めて、選択肢を広げて下さい。

自分で決断して下さい。

 

他者に判断を委ねたところで、他者も同じく他者に判断を委ねていますから。

 

 

では、今回はこの辺にて!

次の記事でお会いしましょう!!

 

 

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