約束を守ってもらう為の心理学『一貫制とラベリング・テクニック』
約束は一貫性を使って守らせる!
約束をいつも破られる。
貸したお金が返ってこない。
協力をしてもらえない。
そんな悩みを持っている人に使ってもらいたい!
『一貫性』のテクニック!
人は自分の、言動、価値観、行動に対して一貫性を保とうとしたがります。
簡単に言えば、自分の価値観にあった言葉を発し、発した言葉に合う行動をしたがるのです。
今回はその『一貫性』を使ったテクニックをご紹介します!!
一貫性がなぜ強力なのか?
一貫性を保つ事は日常生活で重要です。
ちょっと想像してみて下さい。
- いつもいつも言っている事が違う。
- 気分屋である。
- 言動や行動が予測できない人。
そんな人の事を私たちはどう思いますか?
- 『優柔不断で扱いにくい。』
- 『何をしでかすか分からない』
- 『信用出来ない』
きっと上記のようなイメージを持つ事でしょう。
人間社会において、『信用出来ない』なんてレッテルを貼られては困りますよね?
逆で考えてみましょう。
- 『常に言動と行動が一致している』
- 『裏表がない性格』
- 『機嫌がいつも安定している』
上記のような人について、どう思いますか?
- 『一緒にいて安心出来る』
- 『信用に値する』
- 『誠実である』
こう見ると、人として優れているように思えて来ませんか?
一貫性こそが、人間社会で望ましいと思われている特性です!!
それ故、幼い頃から一貫性を保つように教育され、一貫性が強力に働く要因になっているのです!
紙とペンで一貫性を引き出す
一貫性を引き出す為に手っ取り早い方法が、紙に書いてもらう事。
自分が相手の代わりに書くのはNG。
相手に書かせる事に意味があるのです!
書いた以上、『書いた内容と一貫した行動をとらなければ』という無意識の欲求が生まれます。
その欲求が見えない圧力となり、書いた内容と一貫した行動を取らせるのです。
一貫性を更に強力にする第三者
紙に書かせるだけでも効果は発揮できます。
ですが、更に一貫性を強く引き出す方法があります。
それが、書いた紙を第三者に見せる事。
多くの人に見せる事で、
より強い一貫性を引き出せます。
第三者に立場や意見が見える形になると、その立場やイメージを維持したい気持ちが生まれます。
一貫した人間に思われたい気持ち、体裁が意見を変えづらくします。
約束に適用すれば、
約束をやぶる=大勢の信用を失う
その恐怖が約束を守る為の行動へ導くのです。
ラベリング・テクニック
あなたは〇〇な人間だ!
これを上手く使うと、自分にとって望ましい行動を引き出せる確率が上がります。
もし、約束を守ってもらいたいなら
『あなたは、約束を守る誠実な人だね』
と言ったように、
相手が如何に誠実で真面目な人間であるかを伝えてあげるのです。
ラベルを貼られた相手は、無意識にそのラベルに沿って行動しようとするのです。
似たような手法に
- ピグマリオン効果があります
相手に期待をかけると、期待に応えようと行動する効果です。
人にレッテルを貼るより、ラベルを貼って、前向きに行動していきましょう!!
小さな質問で一貫性を引き出す
なんて事もない小さな質問が、時に大きな一貫性を引き出す事があります。
約束をする前に1つ質問をします。
『あなたは約束を守れますか?』
当然相手は『守れる』と答えますよね?
まぁ、『守れる』と答えざるを得ない状況ですが、、
そう、、、この答えこそが一貫性に繋がっているとも気づかずに、、、。
質問に答えて貰った事で、相手は答えた事に対して一貫性を保とうとします。
一貫性を保てないのは非常にストレスになりますからね、、。
今回はその一貫性を保つ行動が、約束を守る事に繋がります。
このように、時に小さな質問が大きな役割を果たします。
このテクニックはセールスにも使われます。
肯定を引き出す何気ない質問には気をつけましょう!
思わぬ出費に繋がるかも知れませんよ?
まとめ
約束を取り付けるとき。
協力をお願いするとき。
今回紹介した、
『一貫性を引き出すテクニック』
『ラベリング・テクニック』を使ってみてはいかがでしょうか?
流石に100%効果が出る訳ではありません。
しかし、確率を上げることは出来ます!
用法用量を守って正しく使っていきましょう!
では、また次の記事でお会いしましょう!
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