アウトプットで読書の質が上がる!『読書はアウトプットが99%』書評
ただの読書で終わらない為のアウトプットの大切さを説いた1冊
最近は、SNSやYouTubeの台頭もあり、テレビですら衰退してきている。
その中で、進んで読書をしよう!なんて人はどんどん減ってきている。
しかし、今でも本は良質な情報を得られる素晴らしいツールである。
そんな本を、より有効活用しようというのが本書である。
本を有効活用する為にもアウトプットが必須である。
本を読んだだけで満足している。
そんな人は多いのではないでしょうか?
しかし、読んだだけではなかなか身に付かない。
アウトプットしてこそ自分の血となり肉となるのである。
本を読んでからアウトプットする。
これが普通の順番だ。
しかし、順番を変える事で更に読書が身になる。
アウトプットするために本を読む意識に変える。
すると、1冊の本をより有効活用できるだろう。
- 何を学ぶためにこの本を読むのか
- この本から何を学べるか。
以上の事を考えるのと、考えないのとでは吸収出来る知識の量や質が変わってくる。
是非試して頂きたい。
知識を知恵に変える為に人に話す
アウトプットと聞くと、難しいことをするようなイメージがある。
しかし本から得た情報や感想を人に話すだけでも充分アウトプットになる。
もう1歩進んで、本の要約+感想と言う形で話せるようになれば、読書がさらに良質なものとなるだろう。
伝える力も身につき、まさに一石二鳥である。
全て読む必要はない!本に関する誤解
読書に関して、いくつかの誤解がある。
- 最初から読まなければならない。
- 前から後ろに読まなければならない。
- 一字一句丁寧に読まなければならない。
などなど、、。
しかし、本来読書と言うのは自由なものである。
小説であれば、物語を理解するために前から後ろへ丁寧に読んでいく必要があるだろう。
ただ、ビジネス書や自己啓発本などはその限りではない。
特に前半部分は、著者の経歴や、問題提起、自分の経験談など、本文の肝にはならない場合が多い。
そういう本に関しては前から読むよりも、
目次を利用して、必要な部分だけを抜き出して読む方が良い。
飛ばして読むともったいないと感じるかもしれないが、過ぎた時間は取り戻せない。
時間を有効活用するために、読む箇所の取捨選択が必要である。
情報が溢れている時代だからこそ、本で濃い情報を得よう!
インターネットが発達し、SNSが全盛期の今、必要な情報はどこからでも手に入る時代だ。
しかし、インターネットに流れている情報は断片的なものが多い。
本質となる部分や、問題の背景などはなかなかつかめない。
どうしても知識が思考や浅くなってしまう。
しかし本は、1冊に詰まっている情報量が多く情報の質も高い。
情報が非常に濃いのだ。
濃い情報に接することで、考える力が身に付く。
物事の本質をつかむ能力が身に付くのだ。
情報があふれている時代だからこそ、本質をつかむ能力が必要になってくる。
ある意味で、現代の方が読書が必要なのではないでしょうか?
流し読みでも理解出来る非常に読みやすい構成
著者が読者家と言うこともあって、非常に読みやすい構成になっている。
流し読みでも理解できると言うのは非常にありがたい。
もともと、著者自身が斜め読みや流し読みを推奨していることもあって、
そのような読み方をしても理解できる構成になっている。
時間がないときにパッと読んでも、疲れたときに読んでも理解できるのはとても嬉しい限りだ。
偏見や説教くさく感じる部分も、、。
本の終盤、『第4章「お金を稼ぐ人」は本をこう読む!』
では、急にそれは偏見じゃないの?みたいな部分や、説教臭く感じるような部分が現れます。
著者の、本へのこだわりが強すぎる為でしょうか(;´д`)
それまでの章と比べて、急に突き放されたような感じを受けます。
自分がお金持ちの立場に立っていないからだけかもしれませんが、、、。
この章だけはとっつきにくさを感じました。
書評の書き方が1番参考になった!
著者自身がメルマガ等で書評を書いている事もあり、
最終章のお勧めの本を紹介するコーナーがものすごく参考になります!
もともと途中にも、書評の書き方について言及しています。
実際に著者の書評を読んでみると非常にわかりやすくまとめられていて、
内容がスーッと頭に入ってくるような印象を受けます。
1つの作品に対して多くて2ページほどの書評です。
短い中にも内容の要約、感想、経験談なども交えてあり非常に参考になりました!
著者の本の選び方!!
著者は、なるべく多くの本を買い、
読むべきだと主張しています。
様々なジャンルを読むことで、新たな発見や発想につながる。
そして、本を選ぶ際は前書きの3行を重視する。
そこは作者が1番力を入れるところだからと言う理由です。
逆に前書きがつまらなければ、買うに値しないと言う事。
リンド流!本の選び方!
ついでに僕の本の選び方も紹介します!
僕はまず、ジャンルを絞ります。
ジャンルを絞った上で、そのジャンルの中で1番読みたいと思ったタイトルの本を買います!
中身を見ません、完全にタイトルと本の表紙のみで決めます!
ある意味ギャンブル的な選び方ですが(^_^;)
中身を見てしまうと、楽しみが減っちゃいますから。
それと、直感で選ぶことによって思わぬ出会いがあったりします。
ジャンルを絞っているので、そこまで大きく外したりはしません。
もちろん、これは思ったのと違う!!
という本もありますが、、。
それはそれで次に選ぶ際の参考にすれば良いだけなので、あまり気にしないです!
1つでも有益な情報をゲット出来れば大成功!
本に書いてあることを余すことなく吸収しようと思うのではなく、
何か1つでも自分にとって有益になる情報をゲットできれば大成功!と思って読むのが良いでしょう。
本をたくさん読んでいくと、結構知っていることが多く出てきたりします。
知っているからもういいや!ではなく、ここから何か1つ自分にとって新たな発見はないか?
そう考えて本を読むことをお勧めします。
書評を書きたい!もしくは書き方に悩んでいる人にオススメ!
書評を書いてみたい、でも書き方がわからない…。
そんな人にこそ読んでもらいたい1冊です。
著者の書評の書き方がわかりやすく、
非常に参考になります!
普段から本を読む人こそ読んで欲しい!
もちろん、あまり本を読まない人が本を読むきっかけにしても良いのですが、
本書を1番活用できるのは、普段から多くの本を読む人だと思います。
普段から本を読んでいるからこそ、読んでいる本を今よりも一層活用出来る。
そのためのノウハウが詰まった1冊です。
今よりももっと本を生かすために、
そして楽しむ為にぜひ読んで欲しい1冊です。
まとめ
本は読むだけでなく、アウトプットしてこそ真価を発揮する。
アウトプットの大切さを教えてくれる本です。
興味がある方はぜひ読んでみてください!
きっと役に立ちますよ!
以上、
アウトプットで読書の質が上がる『読書はアウトプットが99% 』書評
でした!