『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい!』書評
日本人はあまりにお金に対して無知だった!
最近思う事がある。
自分がお金に対して非常に無知である。
そしてお金のことを教えてくれる人がいない事を。
貯金をする意味に疑問を持つ
僕は決して貯金が出来ないわけではない。
むしろ物欲があまり無い為に貯まっていくが一方である。
ただ、ここで考える事がある。
「果たしてこのままお金を眠らせたままでいいのか?」
銀行の金利なんて微々たるものだ。
それこそATMの引き出し手数料で1発で消滅するくらいに。
定期預金にしろ、対して変わらない。
であればお金を動かした方がいいのでは無いか?
いわゆる投資というヤツだ。
投資は気になるが、、。
しかし、投資と言って思い浮かぶのは、株や為替の上下を常に見張っている風景。
ハイリスクハイリターンな投資。
無知である自分に出来るのか?損失が大きくなるのではないか?
そう思えてならない。
投資やお金に対する知識を増やしていく
そんな考えを持っていた時に出会ったのが今回紹介する、
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい!』
という本である。
インタビュー方式で、お金や投資に関する疑問に対して1つ1つ答えていく形になっている。
故に読みやすく、読書が苦手な人でもサクサク読めるだろう。
本書のポイントは、
- 資産の分散。
- ローリスクローリターン投資。
- 手数料の罠。
主に上記の3つだろう。
資産を分散する重要性
銀行に預けるのが絶対的に安心か?と聞かれればNOと言わざるを得ない。
銀行だって潰れることがある。
その時に補償して貰えるのが1千万円までである。
1千万円以上預けていて、銀行が潰れた場合返ってこない。
まぁ、中々1千万円以上預けている人がいないのだが、、。
普通預金だってリスクはある位に考えておくべきだろう。
そこで重要になってくるのが、資産を分散させる事。
基本は3パターン。
- 生活費数ヶ月分の預金
- 国債の発行
- 投資信託
何かあったら時の為の保険としてお金を少し残しておき、それ以外を運用しようという訳だ。
個人向け国債の発行
国債とは簡単に言えば、国が個人からお金を借りる事。
国「ちょっとお金貸してください!利子つけて返すんで!!」
みたいな感じです。
個人が国に投資するイメージです。
元本保証なので、財政破綻や日本が無くなるといった事態が無い限りは投資したお金は戻ってきます。
本書では国債の10年変動制を勧めています。
金利が上昇したり下落したりするヤツです。
金利が下落しても、年0,05%は保証されます。
途中で換金する事も出来、発行後1年以上経過で換金可能。
換金した場合、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。
当時が年0、3%位の金利みたいだったので、今とは大分状況が違いますが、、。
銀行の定期預金とどちらがお得か、比べて判断した方がいいでしょう!
手数料とかも含めてね!
投資信託を始める
投資信託はお金をプロに預け、運用してもらうもの。
本書の投資は、国債と投資信託。
この2つに絞って解説している。
理解する事が少なくなり、ローリスクローリターンの運用を目指す。
投資信託をする時の注意点。
- 手数料が安い所を選ぶ。
- 国内と海外の投資信託の2つに半々に投資する。
- 人が選ぶアクティブファンドより、指標に沿って自動的に選ぶインデックスファンドを選ぶ。
結局は分散しつつ、手数料を安く出来るかが勝負。
金融のプロにと呼べる人でも、株価の変動を見抜く事は不可能。
なので人件費がかかる、アクティブファンドより、人件費がかからないインデックスファンドがオススメという訳だ。
金融のプロが選ぼうが、
小学生の女の子が選ぼうが、
サルがダーツを投げようが、
最終的な結果は大して変わらない。
株とはそういうものなのだ。
少しだけ、インデックスファンド以外で『自分がコレダ!!』と思う株に投資するのも面白いかもしれないが。
少なくとも金融のプロに任せるよりはいいだろう。
まとめ
資産運用はとにかく手数料から逃げる!
ローリスクローリターンで長期的な視野で見る。
国債の発行で安全に資産運用する。
後は、お金の勉強をもっとする!!
投資とかって難しくて最初から諦めがちなんですが、勉強してみると面白いですね!
最近お金に関する本が多く取り上げられています。
先行きが不透明な時代だからこそ、お金の動かし方を学ぶべきなのではないでしょうか?
以上
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい!』書評
でした!
本書の感想。
『銀行員、証券マンは全て敵だと思え!!』
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